【2002CES】カーAVへの関心まだまだ高まる

自動車 テクノロジー ITS
【2002CES】カーAVへの関心まだまだ高まる
【2002CES】カーAVへの関心まだまだ高まる 全 1 枚 拡大写真

今回のCESでのカーオーディオ展示で注目されたのは、昨年に引き続いて、各メーカーがカーAVへの展開をさらに積極的に進めていることだ。

昨年は大きなアクシデントに見舞われた米国だが、それにもかかわらず自動車の販売台数は1700万台を超える史上2番目を記録。しかもその多くはミニバンを含むトラックが占めたといわれ、長時間乗車する機会の多いアメリカではカーAVに人気が集まるのはごく自然なことでもあったのだ。

その人気の高さは2500ドル(約33万円)もする液晶モニター付きDVDビデオ・レシーバーが底堅く売れたことからも推察できる。アンプやスピーカー、そして取り付ける工賃も入れれば5000ドル(約66万円)は軽く超えるのは間違いなく、日本が今ひとつ盛り上がりを欠いている状況をよそに、米国ではカーAVへの関心がよりいっそう高まっていきそうな気配である。

さらに人工衛星によるサテライトラジオへの関心も高い。これは人工衛星を経由して約100チャンネルにも及ぶCD並みの高音質放送が、専用レシーバーを通して受信可能となるもの。地上波とは違って郊外に出ても安定した受信が可能となり、国土の広い米国には最適な放送手段とも言われている。

米国では「シリウス」と「XM」の二つのグループが展開を進めており、シリウスを例にとれば、チャンネル数は100で、すべてがCD並みの高音質再生が可能なデジタル放送。これを12.95ドル/月の料金(約1700円。モニター期間中のみ)で受信できる。各カーオーディオメーカーも簡単にアドオンできる専用レシーバーを積極的に開発しており、衛星によるラジオが楽しめるのが日常化する日も近いと言われている。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る