【2002CES】サテライトラジオは普及するか……期待と問題

自動車 テクノロジー ITS
【2002CES】サテライトラジオは普及するか……期待と問題
【2002CES】サテライトラジオは普及するか……期待と問題 全 2 枚 拡大写真

今、米国のカーオーディオ関連でその成り行きが注目されているのが、人工衛星によるサテライトラジオだ。これは人工衛星を経由して約100チャンネルにも及ぶCD並みの高音質放送が専用レシーバーを通して受信可能となるもので、地上波とは違って郊外に出ても安定した受信が可能となり、国土の広い米国にとっては最適な放送手段として誕生した。

米国ではフォード系の「シリウス」とGM系の「XM」の二つのグループが展開を進めており、XMは既に昨年秋より放送を全米で開始。シリウスもこの2月にも一部の都市でサービスをスタートする予定になっている。受信料は「シリウス」が12.95ドルを予定しているのに対し、先行した形となった「XM」は10ドルを切る9.95ドルで提供。「シリウス」がスタートでつまずいたこともあり、この差は今後も大きな影響を与えそうだという見方もある。

ただ、各カーオーディオメーカーはどちらにも対応するよう製品の開発を行っているのがほとんどで、サービスの戦略次第ではいつでも立場が逆転する可能性は充分ある。製品としては、専用レシーバを備えたモデルをはじめ、純正オーディオなどにもFMモジュレータを介して簡単にアドオンできるタイプも登場している。

問題は有料放送であるこれらの放送がどこまで認知されるかだが、派手な広告展開を行っていることとは裏腹に、無料で放送される地上波によるデジタル放送の開始も控え、その道のりはかなり険しいという見方も出ている。

●カーナビ選びはココで完璧!! ---●チューンドカー&ドレスアップカーの祭典、「東京オートサロン・ウィズ・オートアジア2002」が始まりました。オートアスキーは、リポートに加えてクルマとコンパニオンの写真&動画満載の特集ページを開設しています。---

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る