運転中の携帯電話が違反だって、みなさん覚えていますか?

自動車 社会 社会

群馬県警は16日、県内で昨年1年間に発生した交通事故のうち、56件が運転中に携帯電話を操作していたことが原因との調査結果を明らかにした。1999年11月に運転中の携帯電話使用は禁止されたが、事故件数は禁止前の水準に戻ってしまったという。

事故形態で最も多かったのが「着信した電話に応答しようとして追突」で23件、次いで「通話中に追突」の10件となっており、いずれも電話機を操作中に前方不注意状態となって追突したケースだ。年齢別では24歳以下が18件で最も多く、2位が25〜29歳と、携帯電話が日常生活に必要不可欠となっている世代が突出している。若いドライバーほど危機意識を持っていないのも特徴として上げられており、運転中にメールを入力して事故を起こしたり、着信メロディを提供しているサイトにアクセスして曲を選んでいる最中に突っ込んだという事例もある。

中年以降の世代、特に女性に目立ったのは「着信した電話機を探している最中に追突する」というもの。普段はハンドバッグなどに電話機を収めており、手元にないときに普段はかからない電話が着信し、あたふたと探しているうちに事故を起こすのだろうと分析している。同じ女性でも若い世代になると同様のケースは激減し、会話に夢中になりすぎて注意力が散漫になるケースが多いようだ。

1999年11月に道路交通法で運転中の携帯電話使用が禁止されたため、2000年に群馬県警が確認した携帯電話が関係する事故は23件だったが、昨年はそれが一気に倍増して法改正前の水準に悪化してしまった。その背景には「運転中の携帯電話使用が違法である」という意識が薄れているか、あるいは忘れられてしまったためと分析しているが、徹底させるには継続したアピールが必要ということだろうか。

●カーナビ選びはココで完璧!! ---●チューンドカー&ドレスアップカーの祭典、「東京オートサロン・ウィズ・オートアジア2002」が開催されました。オートアスキーは、リポートに加えてクルマとコンパニオンの写真&動画満載の特集ページを開設しています。---

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【プジョー 3008 新型試乗】いかにもプジョーな乗り味、室内は心地よい「異次元空間」…島崎七生人
  2. 伝説のスラントノーズ復活か? ボルシェ 911 が「フラッハバウ」導入へ
  3. 「ミニプリウスになったな」トヨタ『アクア』改良モデルの「ハンマーヘッド」採用にSNSも注目
  4. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  5. 「そういう時代か…」中国で生きていたホンダの最高級ミニバン『エリシオン』が話題に、「これなら日本でも売れる」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る