トヨタの影に怯えるダイムラー・クライスラー

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタの影に怯えるダイムラー・クライスラー
トヨタの影に怯えるダイムラー・クライスラー 全 1 枚 拡大写真

アメリカの2001年度の自動車販売実績では、かろうじてビッグ3の地位を守ったダイムラー・クライスラーのクライスラー部門。しかしアメリカのマーケットシェアで4位をしめるトヨタとは僅差で、トヨタがビッグ3の一角に食い込む可能性は充分だ。

クライスラーのCEO、ディーター・ゼッチェ氏は「今後5年から10年でクライスラー車の販売台数を年間100万台追加し、トヨタには追い抜かせない」と豪語している。またゼッチェ氏は販売を伸ばすためのインセンティブなどを必要としない「人気モデル」を投入する事が大事、とも強調している。

しかし同時にクライスラーでは少なくとも3つの工場をカットするなどの大幅なリストラが必要、とも言われている。ゼッチェ氏はこの説に対しても、「クライスラーは運営コストを下げており、工場の稼働率が80%台でも採算は取れる」と工場閉鎖を否定。しかしライバルGMですら「80%の稼動では採算ギリギリ。今年は100%の稼動を目指す」とコメントしており、クライスラーの意図はどこに?、という疑問の声もあがっている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る