トヨタが1500億円の自社株取得、目的はいったい……?

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車は上限1500億円、または上限4500万株の自己株式を取得すると発表した。これまでは、取得した自己株式は消却していたが、今回は金庫株として塩漬けする。1500億円規模で金庫株とするのは日本企業として過去最大。金庫株の活用については未定だ。

従来、自己株式の取得は消却目的に限られていたが、昨年の商法改正で、金庫株として保有することが認められた。自己株式を取得して株式の需給バランスを改善して、株主還元する。同社の発行済み株式は36億5000万株で、上限いっぱい買い付けると発行済み株式の約1.2%となる。

トヨタは1996年から昨年まで、総額7800億円、2億2200万株の自己株式を取得して消却して株価アップを図った。しかし、株価は依然としてホンダよりも2000円近く安い水準で、金庫株による自己株式取得で、ホンダに対抗する?

《レスポンス編集部》

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