売れないから……国内自動車生産実績、2年ぶりにマイナスへ

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日本自動車工業会(自工会)は29日、2001年の国内自動車生産実績を発表した。四輪車生産は前の年を3.6%下回り、2年ぶりのマイナスとなった。

昨年の国内四輪車生産台数は977万7000台となり、前年の1014万1000台に比べ36万4000台減少した。普通乗用車の生産は3年連続で増加したものの、小型乗用車や軽乗用車がいずれもマイナスとなった。軽は1998年の規格改定以来、高水準が続いてきたがさすがに息切れし、4年ぶりに減少した。また商用車は国内の景気低迷をダイレクトに反映し小型・中型・大型トラック、軽トラともマイナスとなった。

生産の減少は国内需要の減少と輸出がともにマイナスとなったことによるもの。昨年の国内販売は前の年に比べ0.9%減と、2年ぶりに減少した。輸出も前年の90%強(推定)にとどまる見通しだ。

国内四輪車生産は約3割を占める輸出が海外移転の推進により減少傾向にある。これに加え、今年は国内の需要低迷が追い討ちをかけた格好だ。自工会では2002年についても国内需要は依然として厳しい状況が続くとみており生産は前年並みか微減をみこんでいる。

《編集部》

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