HDDカーナビ2番手はケンウッド---この価格で2月下旬発売!

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HDDカーナビ2番手はケンウッド---この価格で2月下旬発売!
HDDカーナビ2番手はケンウッド---この価格で2月下旬発売! 全 2 枚 拡大写真

昨年、カロッツェリアがHDDナビを商品化して以来、ライバル各社の動向が注目されていたが、その2番手となったのはケンウッドだった。ケンウッドが2月下旬に発売するHDDナビ『HDZ-2480iT』はカロッツェリアと同じく、ノートPCにも使われる2.5インチ型10GBのHDDを採用。これまでDVD-ROMの全内容をそのまま収録し、その上でiモード対応プログラムも収録しており、別売のケーブルを追加するだけで、iナビリンクが楽しめる。

このナビが持つ最大の特徴はHDD化によるルート探索の高速化である。これまでもケンウッドのDVDナビは案内ルートの高速探索が大きなウリとしていたが、本機ではその能力をさらに高め、札幌〜鹿児島間でもわずか1秒でルート探索を終了することが出来るという。これはHDDが持つ超高速ディスク回転と約20倍といわれるシークタイム、そして1MBの大容量キャッシュメモリの内蔵によって実現したものだ。

ただ、カーナビとしての内容はこれまでのDVDナビ『DVZ-2380iT』とほぼ同等で、市街地図エリアも約1150エリアだし、ルート探索の5ルート探索やルート案内時の交差点拡大、都市高速入口案内など、基本的な内容はほぼ同等と考えていいものだ。カロッツェリアのようにHDDの空き容量にオーディオ情報を書き込むといった機能も備えていない。その意味で、ユーザーサイドに立ってみるとHDD化によるメリットはルート探索をはじめ、地図の読み出しも含む、動作の高速化が主なものとなると考えていいだろう。

このモデルで驚くのはその価格設定だ。タッチパネル機能付8型ワイドTVを付属して価格はなんと25万円! オーディオ機能がないにしても、カロッツェリアのHDDナビが30万円を超えているのに比べるとかなり安い。これはこれまでのDVZ-2380iTの1万円アップの水準でしかないのだ。HDDの耐久性については相変わらず不安がないわけではないが、この価格差であればユーザーがHDDに流れるのは当然の結果だろう。この夏までにHDDナビを商品化するのは他に数社あると言われており、HDDナビの購入を考えていた人にはうれしい年となりそうだ。

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《会田肇》

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