『That's』(ザッツ)の3分割グリルパーツは、東京モーターショーに『w・i・c』の名前で出品されたモデルでは一体になっていた。その他の相違点は、外見ではw・i・cが15インチのホイール&タイヤだったのに対し、That'sでは14インチが採用されていること、ルーフまで回りこんでいたリアハッチガラスの上部がガーニッシュとなったこと。内装はショーモデルがファブリックにより光沢のある素材を使用していたことなどだという。
これらはほとんどが量産のための変更といえる。特にショーモデルのタイヤは、プロファイル、パターンともに専用に設計したオリジナルとなっていたが、量産モデルではごく普通の市販ラジアルタイヤを履いている。
デザインを担当した本田技術研究所デザインAスタジオの西端三郎さんは「クルマらしくないThat'sの、ある意味で一番クルマらしい部分かもしれません」と語っていた。