「緊急車両、通過します」は逆効果? 白バイが女性をはねる

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警視庁は19日、石神井警察署に所属する捜査員が白バイを運転中、横断歩道を渡っていた76歳女性と接触、この女性が右足骨折の重傷を負ったことを明らかにした。事故当時、この白バイはスピード違反を起こしたクルマを追跡中だったという。

事故が起きたのは19日の午前11時30分ごろ。パトロールを行っていた石神井署交通執行係の36歳巡査長が運転する白バイが、制限速度を30km/h以上オーバーしているクルマを発見。サイレンと赤色灯を使用しながら追跡を行っていた。

ところが追跡していたクルマが通り過ぎた後、横断歩道を小走りで渡ろうとしていた女性を発見。「緊急車両が通過します」とマイクで注意を呼びかけたが、女性はその場に静止。白バイも避けることができずに突っ込んでしまったという。女性は右足を骨折する重傷を負い、警察官も軽傷を負った。速度違反していたクルマは、このトラブルに乗じて逃走している。

警視庁では「サイレンと赤色灯を使用しており、緊急走行の条件は満たしていたが、結果として市民の方が不幸にもケガをしてしまった。注意喚起の方法に不手際が無かったか調査する」としている。

《石田真一》

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