「マニアは犯罪をおかさない」警察手帳を偽造・販売した男の言い分

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警視庁は20日、営利目的で偽造警察手帳を販売していたとして、愛知県名古屋市で警察グッズの販売を行っていた39歳男性と、この男性と共同で手帳作りを行っていた大阪府泉大津市在住の36歳男性を公記号偽造容疑で逮捕したことを明らかにした。

警察の調べによると、この二人は1999年7月から2000年12月までの間、警察マニアなどに販売する目的で警察手帳を偽造していたという。販売価格は旭日章と警察の名称の金文字が刻印されたものが5万円。刻印前の手帳が1万2000円だった。偽造手帳に関する売り上げは430万円あまりだったとみられる。

犯行の動機は営利目的で、警察グッズショップを経営していた39歳男性は「日本の警察手帳だけは実物が手に入らないので確実に売れると思った。同様の手帳を作ったマニアが逮捕されたので、以後は販売を自粛していた」と供述。「販売相手が警察マニアであり、犯罪に使用される恐れはないと思っていた」と話しているという。

《石田真一》

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