大規模な国際免許証の偽造団の正体---実は兄弟2人の犯行だった

自動車 社会 社会

警視庁と埼玉県警の合同捜査班は21日、アメリカで偽造した国際免許証をインターネットを通じて日本国内で販売していたとして、国際手配中だったロサンゼルス在住の韓国籍の男をアメリカ捜査当局に引渡しを求め、犯人の身柄を移送していた成田行きの飛行機が日本領空入りしてから逮捕したことを明らかにした。

警察の調べによると、この男は実在しないアメリカの自動車団体名義で発行された国際免許証を作り、インターネットを通じて日本国内の免許取り消し者などに販売していた有印私文書偽造の疑いがもたれている。1セットになっており、10万円から20万円の価格で販売されていたが、把握できているだけで400人あまりの購入者がいたという。

東京都内や埼玉県内では、一昨年ごろから偽造された国際免許証が多く出回るようになっていた。いずれも発行団体名が同じだったため、警察では大規模な偽造組織が存在するとして捜査を続けてきたが、インターネットを利用して販売しているため、その正体をつかむことができなかった。

ところが昨年5月、交通違反をした韓国籍の男が日本人名義の国際免許証を持っていたことが発覚。捜査を行った結果、この男が国内販売を手がけていたことが明らかになった。免許証自体はロサンゼルスに在住するこの男の弟が作っていたこともわかり、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配していた。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  2. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. NISMO「L型エンジン用ヘッド」発売に「NAで300psって」「オーラニスモ買えちゃう」など驚きの声
  4. メルセデスベンツの小型SUV『GLB』次期型、プロトタイプの写真…内装は完全公開
  5. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る