全国初の「罰則付き・暴走族追放条例」を広島市が導入へ

自動車 社会 社会

広島市は26日、公園などで暴走族が集会などを開いた際、これが市民に恐怖を与えうると客観的に判断できる場合には退去を命じることができ、従わない場合には6カ月以下の懲役刑に科す罰則条例の素案を決め、開催中の議会に提出するという方針を明らかにした。

この条例は「暴走族追放条例」と呼ばれるもので、文字通り“暴走族を封じ込めること”が狙いのもの。具体的には「公園管理者(市)の許可を得ず、市民に不安や恐怖を与えるような集会を開く」ことが禁止されており、市民から「怖い」などの苦情が寄せられることの多い市中心部にある2カ所の公園(袋町公園とアリスガーデン)の占拠をこれによって封じる。

また、いわゆる“期待族”のあおり行為を防止することや、暴走族以外の無謀運転の封じ込めに使えるクルマの急発進や急転回を禁じる条項もある。いずれも条例に違反し、警察に検挙された場合には6カ月以下の懲役、または10万円以下の罰金刑が命じられる可能性がある。

暴走族や期待族の防止条例は他にもあるが、運用を前提とした具体的な罰則を盛り込んだ条例は全国でも初めてのケースとなる。広島では暴走族の封じ込め作戦が着々と進められているが、暴走族の数は減少していないのが現状だ。

【iCOTY】始まる!! あなたがインターネットで投票するカーオブザイヤー:2002年2月22日からインターネットおよびiモードで消費者が投票するクルマの賞として「インターネット・カー・オブ・ザ・イヤー2001-2002」を開催している。あなたも自分でCOTY決定に参加できる! 2002年3月14日まで投票受付中。---

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  2. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. NISMO「L型エンジン用ヘッド」発売に「NAで300psって」「オーラニスモ買えちゃう」など驚きの声
  4. メルセデスベンツの小型SUV『GLB』次期型、プロトタイプの写真…内装は完全公開
  5. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る