オービスによる摘発数は3663件---静岡県警が発表した数字は少なすぎる?

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静岡県警は25日、県内の各道路に設置した速度違反自動取締機(オービス)による昨年一年間の速度違反摘発数が3663件であることを明らかにした。50km/h未満の速度違反が大部分を占めるが、東名自動車道で92km/h超過の違反を行い、摘発されたケースもあるという。

今回発表されたデータは、昨年一年間に静岡県警管内のオービス(東名自動車道や一般道路に設置された固定式、ワゴン車内に装備された移動式を含む)が撮影した違反行為を理由にして摘発されたもので、検挙者の実数となる。

摘発者の多くは30km/h〜50km/hの速度違反が理由となっており、全体の82.9%(3037件)となる。残る17.1%が50km/hを超える悪質な違反で、一般道で検挙された最高速度は131km/h(71km/hオーバー)、高速道路では192km/h(92km/hオーバー)を記録している。

違反者の年齢は圧倒的に20歳代以下が多く、全体の5割を超える1948人が検挙されている。驚くことに50歳代以降の違反者も全体の16.5%となり、免許保持者の高年齢化が進むとともに、違反者の高年齢化が進んでいることも明らかになっている。

しかし、今回発表された数字は、あくまでも「実際に摘発した数」でしかない。摘発速度が意外に低かったというのは、ナンバープレートカバー装着による摘発逃れがかなりの数に上ることを暗に示している。現在は県条例で装着が禁止されており、来年の発表でどのぐらい摘発数が増えているかで、禁止による実効性がわかることになりそうだ。

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《石田真一》

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