もみ消しは日常茶飯事だったってこと!? ……違反警察官のあきれた言い訳

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埼玉県警監察課は28日、県警運転免許試験課課長補佐が6年前の岩槻署交通課長時代、速度違反で摘発された長女からの依頼を受け、知り合いだった当時の東松山署交通課長(現在の熊谷署地域2課長)に対し、違反行為もみ消しを指示していたことを明らかにした。この2人に対しては同日付で懲戒処分(減給)が決定している。

監査課の調べによると、現・免許試験課課長補佐の長女が1996年4月、国道254号線を乗用車で走行中、34km/hオーバーの速度違反で検挙された。この際、現場を管轄する東松山署の交通課長に対して「捕まったのは私の娘だ。こちらで注意するから無かったことにしてほしい」ともみ消しを依頼。反則キップを誤記扱いとして処理したため、違反行為は記録上消滅してしまった。

事件が発覚したのは昨年10月で、問題の長女が新たな違反行為を行ったのが発端。この違反時に同乗していた男性が、長女の免許証が優良ドライバーを示す金帯であったことを不審に思い県警に問い合わせた結果、もみ消しが浮上した。

監察課の取調べに対して、この2人は「重要視することなくやってしまった。大変申し訳ない」と供述していたというが、こうした行為が日常茶飯事であったからこそ重要視していなかったのではないかと疑いたくなる。

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《石田真一》

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