【新型『ミニ』発進!!】初代のDNAを受け継いだエクステリア・デザイン

自動車 ニューモデル 新型車
【新型『ミニ』発進!!】初代のDNAを受け継いだエクステリア・デザイン
【新型『ミニ』発進!!】初代のDNAを受け継いだエクステリア・デザイン 全 3 枚 拡大写真

新型『ミニ』は、そのデザインソースの多くを1959年に登場した初代ミニから受け継いでいる。ボディタイプは3ドアハッチバック1種のみ。衝突安全性や操縦安定性の確保のため、ボディサイズは初代よりふたまわりほど拡大されているが、室内スペースを確保するために前後ホイールをボディの四つ角ぎりぎりに配置したことが、エクステリアが相当変わったにもかかわらず、初代との血縁を色濃く感じさせる要因となっている。

 ルーフがピラーから独立し、1枚板のようなデザインになっている点も、初代ミニとの共通性を感じさせる。初代ではルーフとボディを2トーンカラーとし、ルーフに英国国旗であるユニオンジャックを描いたりというデコレーションを施すユーザーもみられたが、新型でも同様のファンな演出が可能だ。

 キセノンランプも選べる楕円形のヘッドランプと大型グリルのフロントマスクは、デザイン的には初代とかなり異なっているが、ミニのアイデンティティは保たれている。ヘッドライトはボディではなくボンネットに装着されており、このデザインを成立させるためにそれなりに凝った設計となっている。キャビン部はルーフに向かって台形に絞り込まれており、これもミニらしさの演出を狙ったものだ。オーバーハングが極端に切り詰められたリアビューも同様である。

 あくまでスタイリング優先というイメージの新型ミニだが、約80度と大きく開く乗降性に優れたドア、90度以上の開口角度を持つテールゲートなど、使いやすさにも充分に配慮されている。

 【iCOTY】始まる!! あなたがインターネットで投票するカーオブザイヤー:2002年2月22日からインターネットおよびiモードで消費者が投票するクルマの賞として「インターネット・カー・オブ・ザ・イヤー2001-2002」を開催している。あなたも自分でCOTY決定に参加できる! 2002年3月14日まで投票受付中。---

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 「発売はいつ?」ヤマハの新型スーパースポーツ『YZF-R9』、国内導入を待ち望む声続々
  3. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
  4. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  5. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る