要因については言及せず---フォードがエアバッグ裁判で和解

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フォードはイリノイ州で起されていたフォード『レンジャー』のエアバッグに関する裁判で、150万ドル(約2億円)を支払うことで原告側と和解した。

この裁判は、フォードレンジャーに乗っていて1998年に死亡したマリオン・エバンズさんの遺族が起したもの。それによるとエバンズさんは時速19マイル(約30km/h)で運転中に事故を起したのだが、その時エアバッグが通常の2倍である118ミリセコンドという速度で膨張した。結果エバンズさんはエアバッグに顔面を直撃されたショックで首の骨を骨折、死亡に至った。

フォードでは「エバンズさんはもともと首の骨に異常をきたしており、それが死亡の原因のひとつである」と反論していたが、陪審がその主張に対して懐疑的であったため和解を決意したという。

現在のところ、他のレンジャーで同様の問題があった、という報告はなされていない。

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《Sachiko Hijikata, US editor》

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