いったいどうすりゃいいの!? ---大地震とクルマ

エコカー 燃費

国土交通省系の道路経済研究所はこのほど、都内で研究懇話会を開いた。東京大学社会情報研究所の廣井所長が「自然災害と道路の危機管理」をテーマに講演。廣井氏は長崎豪雨や阪神大震災、北海道南西沖地震などの調査事例をもとに「携帯電話は耐水性が非常に弱いのが問題。豪雨時などにはすぐ使えなくなる」、「クルマのパワーウィンドウも水に浸かると動かなくなる」と、対策の必要性を訴えた。

また、都市で大地震が起こった場合の具体的なシミュレーションとして「地震直後はクルマはいったん停車するが、数分たってノロノロ動き出す。しかし、信号が機能しないため交差点で身動きがとれなくなる。そのうち、地震で発生した火災の輻射熱でクルマの燃料タンクが次々に引火し、とくに木造家屋密集地帯の道路は火の海になる」という、恐ろしいレポートを紹介した。

同所長によると、大災害時の交通対策は一応、とられているが、警察官は被災者救助などで交通規制どころではなくなることが予想され、その効果は不透明だという。

【iCOTY】始まる!! あなたがインターネットで投票するカーオブザイヤー:2002年2月22日からインターネットおよびiモードで消費者が投票するクルマの賞として「インターネット・カー・オブ・ザ・イヤー2001-2002」を開催している。あなたも自分でCOTY決定に参加できる! 2002年3月14日まで投票受付中。---

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 「バンバン」が復活! スズキは二輪展示でも世界初、日本初が目白押し…ジャパンモビリティショー2025
  5. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る