【春闘2002】迷いに迷ったが…。好業績ホンダもトヨタに歩調をあわせる

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ホンダは13日の14時、2002年度の賃金改定交渉で組合に対してベースアップゼロ、一時金6.3カ月を提示。組合もこれを受け入れて交渉は妥結した。

ホンダの労組は、定期昇給を要求せず、ベア1000円、一時金(賞与)6.3カ月を要求した。これに対してホンダは団体交渉の冒頭から、ベアゼロで、業績が好調な分は一時金で手当てする方針を明確に示してきた。デフレ経済化にあり、アジアシフトも進む中で、固定費の増加に結び付くベアのは応じられないとの判断からだ。

ホンダはこれまで、集中回答日の前日には回答していたのだが、今回はベアを巡ってもつれにもつれた。しかも、トヨタのベアゼロが13日の新聞で報道され、同日の午前中には日産がベア1000円の満額支給のニュースが舞い込み、ホンダとしても業界横並びでベアをゼロにすべきか、業績が過去最高を報いるため、日産と歩調を合わせてベアを出すべきか悩みに悩んだ模様で、結局のところ回答は14時までずれ込んだ。組合側は全産業的にベアゼロとなる中で、一時金は過去最高なので、これを飲まざるを得なかったようだ。

来年度から日本自動車工業会の会長を派遣するホンダとして、日産のような業界の輪を乱す行動はとりにくかったとの見方もある。

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《レスポンス編集部》

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