韓国輸入自動車協会(KAIDA)は、今年2月の輸入車販売実績で、昨年12月から発売が始まったレクサス『ES300』(日本名トヨタ『ウインダム』)のニューモデルが月販台数82を記録し、これまでトップ常連だったBMWを追い越していたことを明らかにした。
ES300のニューモデルは北米、日本で先行投入されていたが、韓国内で発売が開始されたのは昨年12月末だった。韓国内で発売されている自動車雑誌で「これがES300のライバル」と評され、インプレッション記事でも比較対象となっているのはBMW『530i』だが、韓国では「530iの半分のプライスにもかかわらず、それを凌駕する室内空間を作り出している。日本車、恐るべし」と、ES300の方に軍配を上げるメディアが多かった。
実際の販売の方もメディアの評価に引きずられるようにして増加。初期の品薄感もプレミア要素を高め、2月に販売された台数は82台となり、輸入車の月間トップとなった。ライバルの530iは59台を売って2位、3位は520iの32台だった。
この評価を受け、BMWの韓国内法人は「2月も5シリーズが販売トップ」としている。たしかにBMW「5シリーズ」という枠で見た場合にはそうなのだろうが、同排気量ということで見るなら、やはりES300のコストパフォーマンスの良さが勝ったとしても過言ではないだろう。
メーカー別ではBMWが241台で首位をキープしているが、トヨタは141台を売ってメルセデスを追い抜き、2位に浮上している。