北海道警は22日、制限速度を大幅にオーバーする175km/hで一般道を走行したとして、19歳の会社員を道路交通法違反(速度超過)の現行犯で逮捕したことを明らかにした。パトカーに追われて逃走したが、間もなくスピンして路肩の雪山に突っ込んだという。
警察の調べによると、この会社員は22日の午後11時ごろ、空知支庁秩父別町の国道233号線を、制限60km/hを大幅に超える175km/hで走行していたところを飲酒運転警戒中の北海道警捜査員が発見した。直後に「ものすごく速いクルマがいる」と一斉配備を行い、それを受けて待機していた旭川方面本部交通機動隊のパトカーがこの乗用車を発見、追跡を開始した。
それにもかかわらず乗用車は逃走を続けたが、およそ900メートル走ったところで運転を誤り、スピンしながら路肩に積んであった雪に突っ込んで停止。乗っていた男は駆けつけた捜査員に現行犯逮捕された。
今年の北海道は暖冬の影響もあり、除雪の際に出来た雪山が路肩にあったものの、路面は完全に乾燥していた。警察では「雪が無くなって、普通に走れるようになってうれしいのはわかる。が、それにしても…」とあきれ顔。