ブラジルGPにおいて、フリー走行で信号無視というミスを犯し、予選からベストタイムを抹消されるペナルティを受け、決勝は19番という不本意なグリッドからのスタートとなったジョーダン・ホンダの佐藤琢磨。
しかし要所要所では高いパフォーマンスを発揮、ホンダ勢最高の9位でフィニッシュしただけでなく、勝者ミハエル・シューマッハ（フェラーリ）以外では唯一のブリヂストン・ユーザーでの完走を果たした。
「2ストップ作戦はうまくいったし、レースをエンジョイすることができたよ。ファースト・ラップは多くのアクションがあってエキサイティングだった。ハードにプッシュして、エディ・アーバイン（ジャガー）やペドロ・デラロサ（同）、オリビエ・パニス（BARホンダ）らとのバトルも楽しむことができたよ。肉体的にもうまくレースに耐えることができたと思う。とはいえ、マッサージしてもらった後の方が首の筋肉の具合がいいけどね! ヨーロッパでのレースが楽しみで仕方がないよ」と琢磨。
エディ・ジョーダン代表も「タクは今日素晴らしいレースをした。頭を使って素晴らしいレースを展開できたことは、彼にとって大きな励みとなるだろう」と賛辞を送っていた。
