本数が少ないからこそ現在地把握---米沢市のバスロケシステム

自動車 テクノロジー ITS

米沢市(山形県)は1日、市が運行している「市民バス」の車両6台にGPSを利用したロケーションシステムを搭載し、バスの現在地をリアルタイムで把握するテストを開始したことを明らかにした。今年度中には一般公開も行う予定。

米沢市では“市民の足”となる交通機関を確保するため、市が中心となってバスの運行を行っている。中心部にある市の施設や病院などを回る「市街地循環バス」と、山形交通バスの廃止路線を継承した「廃止代替路線バス」の二つがあり、いずれも高齢者などの交通弱者から人気を集めている。

市街地循環バスは毎時1本程度の運行となっており、それだけに「バスが今どのあたりを走っているのかわかるようにしてほしい」との要望が多かった。米沢市内では渋滞が発生するほどの道路混雑はないが、それでも朝夕には道路事情によって運行時間が左右されやすかった。

このため、市では保有するバス6台にGPSを利用したロケーションシステムを搭載。4月から実験的な運用を開始した。現在は市役所の担当部署(企画調整部企画調整課)のパソコンからしか検索を行えないが、今年度中には専用サーバーを用意。インターネットを利用して外部への情報提供を行えるようにするという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『GT-R』をオリジナルアルミボディでカスタム、「R356」がふるさと納税の返礼品に…三重県明和町
  2. ランクル最小モデル登場!トヨタ『ランドクルーザーFJ』世界初公開、日本発売は2026年央頃に
  3. どうやって駅構内に運んだ?『クロスビー』改良新型のJR浜松駅搬入の裏側をスズキが公開
  4. 特装車メーカー「トノックス」、超小型モビリティ「クロスケ」など展示へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る