私用の高速代金も警察払いで---通行証悪用の警察官が懲戒処分

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大阪府警監察室は9日、府警本部少年課に勤務する44歳の巡査部長が私用で外出した際、捜査などの公務用として支給されている高速道路の無料通行証を勝手に流用していたことが明らかになり、この巡査部長を虚偽有印公文書作成、同行使容疑で書類送検し、減給1カ月の懲戒処分としたことを明らかにした。しかし、この巡査部長は処分決定前の今年3月下旬、すでに府警を依願退職しているという。

監察室の調べによると、この巡査部長は昨年8月から12月までの間、テレホンクラブで知り合った30歳の女性とデートするため、本来は捜査用に支給されている高速道路の無料通行証を勝手に流用していた疑い。

通常、この通行証は捜査を行う際、上司に申告して必要枚数だけ貰うことになっているが、この巡査部長は「移動が多く、いちいち申請するのが面倒」と上司を説得し、10枚単位でまとめて受け取り、その一部を流用していたみられている。

今年1月、この巡査部長と女性との間で別れ話が持ち上がり、「トラブルになりそうだ」と上司に相談したことがきっかけだったとされる。その際に流用疑惑が発覚したが、巡査部長は処分決定前に依願退職してしまった。

監察室では「通行証とはいえ、公金流用には間違いない」とコメントしている。

《石田真一》

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