乗用車とRV車に搭載されているディーゼルエンジンは、今後モデルチェンジや一部改良を機に相次いで廃止となる見通しだ。粒子状物質やNOxの排出ガスが多いために、今後の強化規制達成が難しいことや、販売台数が落ちているため生産効率が悪くなってことが背景にある。
編集部独自の調べによると、トヨタと日産は5月下旬にそれぞれ『アルファード』と新型『エルグランド』の上級ボックス型ミニバンを発売するが、いずれも従来設定していたターボディーゼルを廃止する。
トヨタ・アルファードは『グランビア』『グランドハイエース』『レジアス』『ツーリングハイエース』の統合後継モデル。これらはいずれも3.0リットル直4ターボディーゼルを搭載しているが、アルファードには設定がない。日産エルグランドも3.0リットル・ターボディーゼルを廃止する。
トヨタは今秋にも『ハイラックス・サーフ』『ランドクルーザー・プラド』を一新するが、こちらも同様にターボディーゼルの廃止が濃厚だ。