スズキは16日、『ワゴンR』など5万台あまりのATが焼き付く恐れがあるとして国土交通省にリコールを届け出た。2000年12月から2001年3月までに生産されたワゴンRと『アルト』、『Kei』のほか、マツダの『キャロル』と『AZワゴン』、『ラピュタ』の合計6車種、5万2128台。
AT内部の減速ギヤ用シャフトの組み付けが不適切なため、シャフトのローラーベアリングが摩耗して異音が発生、最悪の場合、ベアリングが焼き付くおそれがある。これまでに物損事故1件を含む9件の不具合が見つかっている。ベアリングを点検して摩耗している場合は交換し、摩耗していない場合もATオイルを耐摩耗性の高いものに交換する。