「クルマ、ロボットだけじゃない!!」ホンダ、今度は人類の食料難に挑む

自動車 ビジネス 企業動向

ホンダの技術開発子会社の本田技術研究所は、名古屋大学と共同でイネの背丈を低くする遺伝子の作用メカニズム解明に成功した。この遺伝子は「sd1」と呼ばれ、イネの背丈を低くし、穂の実ったイネを倒れにくくする機能を持ち、結果として単位面積当たりの収穫量を上げることが可能となる。

本田技術研究所と名古屋大学生物分子応答研究センターの松岡教授の研究室は、この遺伝子を突き止め、それによって合成される植物ホルモンの作用メカニズムの解明に成功した。この遺伝子解明により、イネの高収量品種育成のための大幅な時間短縮と労力削減と同時に、他作物への応用も期待できると、している。

本田技術研究所は、2000年12月から千葉県木更津市のかずさアカデミアパーク内に研究拠点を設置して植物遺伝子の研究に着手している。ホンダでは、イネが穀物の遺伝子研究でのモデル植物で、今後の収穫性の向上や乾燥、湿度、病害虫などのストレス耐性の改善に対する有用遺伝子の研究を進め、食料問題などの課題解決に向けて貢献していくとしている。

今回の成果は18日発売の科学誌『ネイチャー』に掲載される。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  4. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  5. ホンダ『レブル250 Eクラッチ』が爆売れ!? ペダルだけでシフトチェンジできる「Eクラッチ」の魅力をおさらい
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る