「気のせい」で被害確認せず --- パトカーが当て逃げ

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香川県警監察課は18日、パトカーを運転中に駐車車両に当て逃げする事故を起こしたとして、丸亀警察署に所属する53歳の巡査部長を道路交通法違反(安全運転義務違反、交通事故不申告)容疑で書類送検したことを明らかにした。

監察課の調査によると、丸亀署の2警官は今年3月29日の午後6時50分ごろ、丸亀市内の市道で方向転換しようとバックした際、路上駐車していた普通乗用車と接触し、この自動車の左テールランプのレンズなどを破壊。13万円相当の被害を与えたとされている。

パトカーを運転していた53歳の巡査部長は「何かに当たった」という認識を持っていたが、同乗の57歳巡査部長が「気のせいだろう」と言ったので、被害を確認することなく、そのまま現場を後にしたという。

しかし、事故から1時間後、被害にあったクルマの所有者が丸亀署に出向き、パトカーが接触してクルマを壊したと主張。別の警察官がパトカーの車体をチェックしたところ、何かにぶつかったような傷が発見された。

監察課では「事故の認識がありながら、そのまま現場を離れたことは警察官として不適切」と判断。運転していた巡査部長を道交法違反容疑で書類送検するとともに、同乗していたもう1人の巡査部長には懲戒処分(本部長訓戒)を言い渡している。

県警では「今回は結果として県民にご迷惑をおかけした。再発防止に努めたい」とコメントしている。

《石田真一》

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