他車に迷惑が掛かるという認識=過失と認定---高速道路上での殴りあい

自動車 社会 社会

今年1月、高速道路の追い越し車線上に止まっていた大型トレーラーに後続のワゴン車が追突し、乗っていた5人が死傷した事故で、水戸地検は22日、トレーラーの運転手と、交通上のトラブルからこの運転手と殴り合いのケンカをしていた男の2人を、共に業務上過失致死傷の疑いで起訴したことを明らかにした。

この事故は今年1月12日の早朝、茨城県つくば市内の常磐自動車道下り線で、追い越し車線上に止められていた大型トレーラーに、後続のワゴン車が激突。5人が死傷したというもの。後の調べでこの大型トレーラーの運転手と、前を走っていたクルマのドライバーとの間で、交通上のトラブルを巡り、クルマを路上に止めたまま殴り合いのケンカをしていたことが発覚。当初は危険運転罪の適用も視野に入れた捜査が行われてきた。

警察での供述内容や、地検独自の取調べ内容を中心に判断した結果、双方のドライバーとも追い越し車線上らクルマを止め、ケンカをすることで他車に危険が及ぶことは充分に認識していたと判断した。地検ではこの認識を「過失」と認定、業務上過失致死傷罪で起訴することを決めた。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  4. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  5. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る