他車に迷惑が掛かるという認識=過失と認定---高速道路上での殴りあい

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今年1月、高速道路の追い越し車線上に止まっていた大型トレーラーに後続のワゴン車が追突し、乗っていた5人が死傷した事故で、水戸地検は22日、トレーラーの運転手と、交通上のトラブルからこの運転手と殴り合いのケンカをしていた男の2人を、共に業務上過失致死傷の疑いで起訴したことを明らかにした。

この事故は今年1月12日の早朝、茨城県つくば市内の常磐自動車道下り線で、追い越し車線上に止められていた大型トレーラーに、後続のワゴン車が激突。5人が死傷したというもの。後の調べでこの大型トレーラーの運転手と、前を走っていたクルマのドライバーとの間で、交通上のトラブルを巡り、クルマを路上に止めたまま殴り合いのケンカをしていたことが発覚。当初は危険運転罪の適用も視野に入れた捜査が行われてきた。

警察での供述内容や、地検独自の取調べ内容を中心に判断した結果、双方のドライバーとも追い越し車線上らクルマを止め、ケンカをすることで他車に危険が及ぶことは充分に認識していたと判断した。地検ではこの認識を「過失」と認定、業務上過失致死傷罪で起訴することを決めた。

《石田真一》

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