交通トラブルで暴力団の抗争勃発---返り討ちで3人死傷

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23日未明、神奈川県厚木市で暴力団同士の抗争事件があり、襲撃した側の稲川会系暴力団の組員が頭を拳銃で撃ち抜かれて死亡した。警察では抗争の発端が組員同士の交通トラブルによるものだったという疑いを強め、現場から逃走した双方の行方を追っている。

警察の調べによると、事件が起きたのは23日の午前4時ごろで、県警に「組員が十数人で殴り合っている、拳銃も使っているようだ」という内容の110番通報があり、厚木署の警察官が現場となった山口組系暴力団の事務所前に駆けつけたところ、頭から血を流して倒れている男と、金属バットで殴られて倒れている男2人を発見した。このうち、頭から血を流して倒れていた男は拳銃で頭を撃ち抜かれており、病院に収容したが1時間後に死亡している。

死傷した3人は共に対立する稲川会系の暴力団員で、この事件の1時間30分ほど前、両組織の間で交通上の問題を巡るトラブルが起きていた。その際にも双方の組員十数人で殴り合いのケンカに発展しているが、通報を受けて現場に駆けつけた厚木署員が解散命令を出して一度は事態が沈静化していた。しかし、この3人はそれに納得せず、このトラブルに決着を付けようと事務所を襲撃したが、返り討ちにあってしまったという。

警察では現場から逃走した山口組系の暴力団員の行方を追っているが、どんな交通トラブルが原因で組同士の抗争に発展したのだろうか。

《石田真一》

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