富士重の「320馬力インプレッサ」の登場などで、国内の280馬力規制への関心が一部で再び高まっているが、国土交通省は「あくまでも業界の自主規制。こちらから見直しや緩和を働きかけるものではない」(自動車交通局)と静観の構えを崩さない。
国内にはこのほか、国産車の速度計180km/h表示やリミッターなどの自主規制があるほか、2輪車にも排気量ごとの馬力規制がある。ただ、これらの規制は、そもそも国産各社が不毛なパワー競争に走った結果として導入された側面もあり、業界をあげて見直し気運が高まらない理由にもなっている。