マツダは、2002年3月期連結決算を発表、連結売上高が前年同期比3.9％増の2兆949億円、連結営業利益が285億円、連結経常利益が192億円と増収増益となった。円安ドル高で、為替差益が急増したのが主因。
マツダの前年の連結ベースでの決算は営業赤字が149億円、経常赤字が297億円と赤字だったが、今回一点して黒字転換した。しかし、期中の販売台数は同1.6％減の94万8000台と前年割れ。国内販売が同13.7％減となったほか、ヨーロッパも低調だった。北米は同15.8％増と好調だった。このため、為替差益がふくらみ黒字転換を果たした。
2003年3月期連結決算の見通しは、連結売上高が同7.4％増の2兆250億円、営業利益が同78.6％増の510億、経常利益が同92.5％増の370億円、当期純利益が同126.5％増の200億円の見通し。『アテンザ』や新型『デミオ』の増販で好決算を見込んでいる。
