タイル剥離は粗雑工事が原因---首都高公団、調査結果公表

自動車 社会 社会
タイル剥離は粗雑工事が原因---首都高公団、調査結果公表
タイル剥離は粗雑工事が原因---首都高公団、調査結果公表 全 2 枚 拡大写真

首都高速道路公団は15日、千代田区内の首都高・八重洲線北行きの八重洲トンネル内で今年4月に発生したタイル剥離・落下事故について、このトンネルでタイル貼り付け工事をした設備会社2社を同日から1カ月の間、指名停止処分にしたことを明らかにした。

この事故は4月24日の午後、首都高速八重洲線北行きの八重洲トンネル(全長1400メートル)で、入口付近にあった陶器製のタイル180枚がトンネル内壁から突然剥がれ落ち、これを踏むなどしてクルマ6台のタイヤがパンクするなどの被害を出した。

公団で落ちたタイルを詳細に調査したところ、接着面に当たるモルタルの剥がれ方が特異であったことを発見。強度実験を行った結果、接着強度が著しく低下していた可能性が高いことがわかった。このため剥離の原因が粗雑工事による施工ミスであることも判明。その後に発見された別の場所でのタイル剥離についても、同じ会社が施工していることがわかった。

公団ではタイル貼り付け工事の施工業者である太陽道路と手塚興業の2社に対し、公団が発注する工事を行わせない指名停止の処分を言い渡した。また、工事を監督する立場にあった公団の関係役職員3名については同日付けで文書による厳重注意が言い渡されている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  2. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  3. 「効き」の違いが分かる!プロが教えるLSDベストセッティング入門~カスタムHOW TO~
  4. 月額500円、新型ドライブレコーダー付き自動車保険 東京海上日動が2026年1月に発売
  5. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る