英ローバー車のアフターサービスを手がけるローバー・サービスセンターは15日、ローバー『400Si』と同『SLi』のエンジンに不具合があるとして国土交通省に改善対策を届け出た。96年4月から97年9月までに生産された2752台が対象。
クランクシャフトプーリーの取り付けボルトの不具合により、最悪の場合、クランクプーリーが空転したり、パワーステアリングやオルタネーターなどの補器駆動ベルトが外れてしまう。ユーザーから不具合情報を受けた国交省が同社に調査を指示し、不具合が明らかになった。
ただ、同省は「輸入元がコロコロ変わったため、意図的に対策が遅れたわけではない」として、とくに行政指導措置などはとらない方針。