オーストリアGPでのチームオーダーで論議の的とされているミハエル・シューマッハ。彼のチームメイトとしてフェラーリに在籍し、チームオーダーの内幕についても良く知る現ジャガーのエディ・アーバインが擁護する発言をした。
「シューマッハに非はないよ。ルーベンスと同様に彼も拘束を受けていたんだから。これは彼がいくら貰ってるとか、何勝してるとか、チーム内の地位がどうこうという問題じゃない。彼は言われたことを実行する一人のチーム員にすぎないんだ。もし彼がチームの意に背いたとしたら、とんでもないことになるだろう」
「シューマッハは真のプロフェッショナル、つまりチームプレイヤーなんだ。僕はミハエルと3年間ともに戦ってきたけど、彼も僕もチームに背いたことはなかった」とアーバイン。
しかし同時にチームの姿勢には疑問を投げかけている。「フェラーリは最高のマシンと最高の技術頭脳、そして最大の予算を持っていると同時に唯一ナンバー1と2が厳格に分かれたチーム。彼らの信念はワールドチャンピオンを獲得することだけで、それがチーム、スポンサー、株主、投資先として興味を抱いている人たちの関心のすべてなんだ。それもいいのかもしれないけど、スマートなビジネスとは呼べないね」とチクリ。
