富士重、歴史あるバス車体、鉄道車両の製造から撤退へ

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富士重工業は、採算の厳しかったバス車体の製造、鉄道車両の製造事業を見直し、2002年度で撤退すると発表した。バス、鉄道車両の製造は同社の前身の中島飛行機の民需転換以来続いてきた事業だったが、業績低迷であえなく撤退となる。

富士重はトラックメーカーからシャシーを調達して外観、内装を手掛けるバス車体を製造していた。バスを生産していた伊勢崎製作所はバスのリニューアル事業や補修部品の生産、アフターサービスに特化する。同社がバス製造から撤退するのは、製造の8割を占めていた日産ディーゼルが、富士重への委託を中止し、西日本車体工業に集約したため。残り2割のいすゞは、富士重に委託していた分はいすゞバス製造に集約する。

鉄道車両部門は生産撤退で、宇都宮車両工場は環境事業部門で人員を引き受ける。このため、今回のリストラに伴う人員削減は行わない。

《レスポンス編集部》

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