悪質な違反者は許さない!! 科捜研の画像解析にプレートカバー敗れ去る…

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北海道警は17日、富良野市内の国道で65km/hの速度超過を行ったとして、札幌市内に住む42歳の男を道路交通法違反(速度超過)容疑で逮捕したことを明らかにした。容疑者はナンバープレートカバーを使用していたが、執念で解析したという。

警察によると、今年4月14日の午前10時30分ごろ、この男の運転するクルマが富良野市内の国道38号線で、制限の60km/hを大きく超えた125km/hで走行しているところを自動速度超過取締機(オービス)が撮影した。男のクルマには道の交通法細則で着用が禁止されているナンバープレートカバーが装着されていたため、非常に不鮮明な写りとなっていた。

しかし、肉眼であってもナンバーの一部が読み取れそうな状態だったため、オービスを管理する旭川方面本部交通機動隊はこの画像の解析を道警科学捜査研究所(科捜研)に依頼。科捜研では画像解析ソフトなどを駆使し、最終的にこのナンバープレートの解析に成功した。

ナンバープレートのデータを基に、このクルマの登録者を調べ、捜査員がその所有者宅を訪問したところ、該当のクルマを所有していることを確認。鮮明に写っていた運転者の顔と、所有者が同じであることもわかったため、今月16日に検挙した。

道警では画像解析のノウハウを蓄積し、悪質な違反者については同様の方法で検挙していく方針であることを表明している。また、画像解析方法については警察庁を通し、他の都道府県警の科捜研に提供する方向で検討しているようだ。

《石田真一》

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