日産自動車は、上限1000億円、7500万株の自己株式を取得すると発表した。6月20日株主総会で決定する。7500万株は発行済み株式総数の1.7％。このうち、一部はストックオプション（新株予約権）に充当するが、残りは金庫株として、使途は未定。同社では、資本効率の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策を実施するためとしている。
同社では、ルノーへの第3者割当増資割り当てやストックオプションの連発で、同社の発行済み株式数が増え、資本効率が悪化している。このため、自己株式を買い付けて株式需供を引き締める。
