【新型日産『エルグランド』発表】フルフラットと座り心地は両立できたか?

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【新型日産『エルグランド』発表】フルフラットと座り心地は両立できたか?
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日産が「新型『エルグランド』の最大の魅力」と自信を持っているのが、インテリアである。コンセプトは「ファーストクラスの空間」、キーワードは「LUXURY(くつろぎのあるもてなし感)&PRACTICAL(上質で使いやすい機能)」だ。

シートアレンジメントの多彩さもさることながら、シートそのものの作りのよさが心地よさを演出している。国産ミニバンの多くがフルラットのためにシートサイズを犠牲にしているのに対して、エルグランドはフルフラットを実現させながら、3475mmという長大な室内長にモノを言わせてフルサイズシートを3列配置している。

また床、天井をフラット化することで1列目から3列目までひな壇のように高くなっていくシアターレイアウトを実現し、パセンジャー全員が開放的な視界を得ることができる。これも従来のミニバンにはあまりみられなかった特長だ。

シートレイアウトは最上級の「XL」が2列目キャプテンシートの7人乗り、それ以外はすべて8人乗りとなるが、8人乗りのセンター部分は前後にスライドさせることができ、キャプテンシートのようにウォークスルーが可能となっている。最上級グレードだけでなく、普及グレードでも最上のアメニティを提供することも、エルグランドのセールスポイントだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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