【新型VW『ポロ』発表】ある意味でオタク的!? これがドイツのこだわりだ!!

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【新型VW『ポロ』発表】ある意味でオタク的!? これがドイツのこだわりだ!!
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新型『ポロ』はある意味、最も激戦区に位置するクルマだ。このクラスは各自動車メーカーが「世界戦略的小型車」と位置づけ、熾烈なシェア争いを繰り広げている。頭ひとつ突き出た個性が無いと注目されない、そういった厳しさも持ち合わす。では、新型ポロの「突き出た個性」とは何なのか。

フォルクスワーゲンAG研究開発部門・A0/A00クラスのプロダクトマネージャー、クリスティアン・ビュアマンさんによると「過剰なほどのこだわりを忘れなかったこと」がそれだと言う。

例えばエンジンのマウント方法。車体との接合に使うマウント部品についてはエンジンごとに専用パーツを設定し、安易な部品共用化は見送っているそうだ。メーカーとしては部品を共用化した方がコスト低減にもつながるが、エンジンのバイブレーションは乗り心地を左右する重要なファクターだけに「共通化しろという上からの指示があったが、それはダメだと主張して強引に押し切ってやった」と、ビュアマンさんは笑う。日本に導入されない直噴ディーゼル(TDI)でこそ、その真価が発揮されているというが、確認する手段が無いのは残念だ。

また、「こんなところまで!?」というこだわりはラゲッジスペースにあった。車室とラゲッジを遮断する目隠し板は紐で吊られており、一番下には抜け防止用のゴムボールが取り付けられている。このボールには複数のヒダが付いているのだが、これも「プラスチックパーツに当たると、ゴツッて嫌な音がするんだ。このヒダのおかげでその音がしなくなるというわけさ」と語るビュアマンさん。正直「そんな所まで?」と思ったが、「こだわった部分のタネ明かしを全て語るなら、あと数時間は欲しいね」と笑う。

一見、普通の小型車に見える新型ポロだが、開発者自身がこだわったという部分をひとつずつ発見してみるという楽しみも標準設定されているようだ。

《石田真一》

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