これは快挙? 国土交通省OBがダイハツへの天下りに成功

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ダイハツ工業は、国土交通省出身で、日本自動車輸入組合(JAIA)の常務理事だった小林栄氏を同社の東京支社の副支社長に就任する人事を発表した。これまで、自動車メーカーへの役人の天下りは経済産業省出身にほとんど限られており、国土交通省出身者は1〜2人程度だった。ダイハツがどういう理由で国土交通省の天下りを受け入れたのかの理由は不明だが、国土交通省から「何故、経済産業省ばっかり採るのか」とのプレッシャーをかけていた模様だ。

小林氏は1969年に運輸省(現在の国土交通省)に入省して、1997年にJAIAの常務理事に就任し、今年5月28日に常務理事を退任した。小林氏はノンキャリアで、経済産業省出身の天下りと異なってメーカーの役員では無く、依然として経済産業省が優位。

ただ、国土交通省はダイハツに続いて、所管していない日本自動車工業会へもOBを役員として天下りさせようとしており、国土交通省と経済産業省とのせめぎあいが発生しそうだ。

《レスポンス編集部》

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