【エコカーワールド2002】『センチュリーCNG』を見た役人の感想に怒る!!

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【エコカーワールド2002】『センチュリーCNG』を見た役人の感想に怒る!!
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今回のエコカーワールドでは、小泉政権が掲げる「中央省庁が使用する公用車を3年以内に全て低公害車に切り替える」という目標を具現化するための最終兵器が登場した。それがトヨタ『センチュリーCNG』だ。

ガソリンバージョンのセンチュリーの持ち味そのままに、エンジンなどの駆動系にCNG専用パーツを取り付けたというもの。トヨタ自動車の特販・特装車両部の加藤久視さんによると「CNG化で出力は若干低下したものの、V12エンジンを活かした静粛性などに変化はなく、後席に乗っている分には違いに気づくことはありません」とのこと。エクステリアにCNGのエンブレムが貼り付けられる程度の違いしかなく、特別に座らせてもらった後席の居住性など、正にオリジナルそのまま。安全性を最優先としたため、タンクの構造に気を使い、他のクルマのものより頑丈なものを使っているようで、それによる重量増が120kg程度生じているという。

開発目標としては「航続距離を伸ばすための大型タンクを採用しつつ、必要充分なラゲッジスペースを確保すること」だったという。そしてこの「必要充分な…」を証明するために用いられたアイテムがゴルフバッグだった。

通常のクルマであれば「ゴルフバッグがこれだけ搭載できます」と説明されても納得できるが、これは公用車として活用されることを前提としたものだ。まるで「仕事をサボってゴルフにも行けます」とアピールしているようなものではないか。

初日は中央省庁などから来賓が訪れ、当然このクルマは真っ先に見学したわけだが、誰もこのことに苦言を呈さないばかりか、「ゴルフバックが積めるんだ、安心したよ」と発言する人も。あえて名前は出さないが、これが日本の現状なら悲しい。

《石田真一》

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