全国軽自動車販売協会が3日発表した5月の軽自動車販売台数は、前の年の同じ月にくらべ3.9%増加し13万6456台となった。スズキ、三菱などの新型車の販売が好調だった。
5月の軽自動車販売は前月に続いて2カ月連続で増えた。『アルトラパン』や『MRワゴン』が好調なスズキが前年同月にくらべ17%と大幅に増えた。また『eKワゴン』がヒットしている三菱も34%の大幅増加と相変わらずの好調が続いている。
スズキや三菱が好調な半面、深刻な状況となっているのはダイハツ工業。5月の販売は前年同月にくらべ10%の減少と不調が続いている。昨年発売した新型車『MAX』が意外に売れていないことが主な敗因で、シェアは2位をキープしているものの首位スズキとの差は開くばかりとなっている。
ダイハツは販売のてこ入れのため思い切った低価格を設定した特別仕様車を投入するが、こうした状況が続けば財務内容の悪化も懸念される。