地図ソフトの違法複製に関与した人物---身内の犯行に泣くパイオニア

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警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは11日、インターネットのオークションでカーナビゲーションの地図ソフトをコピーしたCD-Rを販売していたとして、50歳の男を著作権法違反と業務上横領の容疑で逮捕したことを明らかにした。この男はパイオニアの元社員で、自分の会社の在庫として保管されていた地図ソフトを勝手にコピーして販売していたという。

この事件はパイオニアが昨年10月、インターネット上で開催されているオークションに、同社製カーナビ(カロッツェリア・ブランド)で使用できる地図ソフトの違法複製品が出回っていることを発見。主催者に出品を取り消すように働きかけると同時に、警視庁に対して被害届けを提出した。

ハイテク犯罪対策総合センターが中心となって捜査を続けてきたところ、メールなどの発信が長野県松本市内のアクセスポイントを経由していることが判明した。プロバイダの協力を受け、さらに追跡を行ったところ、なんと容疑者の男はパイオニア松本営業所の所長であることが判明した。

パイオニアは警察からの連絡を受け、社内の独自調査を進めたところ、所長は犯行を自供。営業所の倉庫内から「盗まれた」と報告のあった110万円相当のプラズマテレビが、実はオークションに出品され、市価の半額相当となる60万円台で落札されていたこともわかった。パイオニアではこの所長を5月24日付けで懲戒解雇し、警察に業務上横領での被害届けを改めて提出。それを受けて警視庁が逮捕した。

違法CD-Rやプラズマテレビが出品されたIDでは、過去2年間に200点を超える家電製品が出品されており、この全てが横領品だった場合、被害総額は数千万円に達するとみられている。

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《石田真一》

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