フォードが高級車部門PAGを売却? ---噂が止まらない

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フォードが高級車部門PAGを売却? ---噂が止まらない
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このところアメリカではフォードがPAG(プレミア・オート・グループ=主にボルボ、ジャガー、ランドローバーなどのヨーロピアンラグジュアリーを扱う部門)を売却するか、なんらかの大幅な変更を行うのでは、という噂が絶えない。

まず浮上したのはアストンマーチン売却の噂だが、これはクレイ・フォード2世自らが否定。しかし今度はフォードがボルボ売却を図っている、という噂が流れ出し、誰もがその信ぴょう性について探りを入れている段階だ。

ことの始まりは4月半ばにPAGのトップだったウォルフガング・ライツレ氏が辞任したこと。後任にはマーク・フィールズ氏が指名されたが、フィールズ氏はマツダのCEOであり、すぐにPAGに異動することは困難な状況だ。

またライツレ氏の辞任後、フォードはリンカーンブランドをPAGから外すと発表。フォード北米事業部でこのラグジュアリー部門を扱うことを決定した。これに伴い、PAGの幹部を数人フォード本体に引き抜いている。

この裏には、それぞれ個性の強いユーロピアンラグジュアリーを、それぞれの個性を活かしたまま継続させることの難しさがある、と業界筋は見ている。例えばジャガーはフォードに買収されるまでは世界でも最も品質が悪いとランクされていたメーカー。今日ジャガーの品質イメージは上昇したが、ブランドイメージを変えずにこれを成し遂げるのは大変な労力だったと推測されている。

一方本家のフォードブランドは相次ぐリコールに悩まされており、ここは本来の姿に立ち戻り、フォード本体のブランドの強化に勤めたい、とフォードが考えても不思議ではない。この噂、真実なのかガセなのか、デトロイトはかなりの興味をもって見つめている。

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《Sachiko Hijikata, US editor》

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