自動車窃盗犯に対する拳銃使用は妥当---警察長官が見解を示す

自動車 社会 社会

警察庁の20日、田中節夫長官が定例記者会見の席上、今年4月に起きた滋賀県警の警察官による自動車窃盗犯への発砲について、「拳銃使用を適法とした滋賀県警の調査結果は妥当だ」と述べ、職務上適法であったとの判断を示した。

これは今年4月9日午前、滋賀県大津市内の路上で、自動車窃盗犯とみられる男女2人をパトカーで包囲した際、クルマでパトカーに体当たりするなどの抵抗を行ったため、警察官が拳銃を使用したというもの。撃った銃弾は容疑者に直撃し、元暴力団員の男が死亡する結果となった。

この件について滋賀県警は今月13日、警察庁に対して「射撃は同僚警察官の安全を確保するために行った止むを得ない行為であり、容疑者に対して射撃予告なども行っている。過失が全く無かったとは言えないかもしれないが、警察官職務執行法に照らし、適法な使用である」と報告していた。

報告を受けた田中長官は20日の定例会見で「報告書を熟読したが、(拳銃使用は)妥当と考える」と述べ、適法であることを改めて主張している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの21車種55型式・計64万6376台にリコール…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『C-HR+』のスバル版、『アンチャーテッド』発表にゲームファンも反応? その理由は
  3. スズキ『ジムニー』が40万円以上もアップ リセールバリュー白書2025
  4. 【トヨタ カローラクロス 新型試乗】“クラスの水準の上”をいく快適な走りがさらに進化…島崎七生人
  5. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る