トヨタ、南アフリカ現地法人の出資比率引き上げ

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車は南アフリカの現地法人「南アフリカトヨタ(TSA)」の出資比率を35.7%から74.9%にまで引き上げると発表した。出資比率引き上げによりトヨタ主導で南ア市場での事業強化につなげる。

TSAは現地投資会社であるWesco社とトヨタの合弁会社で、トヨタの現地生産会社「南アフリカトヨタ自動車(TSAM)」の持ち株会社となっている。Wesco社はTSAの株式64.3%を保有しているがこのうちの39.2%をトヨタに譲渡することで合意した。

トヨタは南アで『カローラ』『ハイラックス』『TUV』などを生産販売している。昨年は8万2000台あまりを販売し22年連続でシェア1位を獲得した。持ち株会社を子会社化することで現地での生産・販売事業を完全に手中におさめシェアの一層の拡大をはかる。

トヨタは4月に発表したばかりの新経営ビジョンで2010年に世界シェアを現在の10%から15%に高めるという目標を掲げている。シェア5%アップという壮大な目標に向かって世界の隅々で着々と準備を整えているようだ。

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《編集部》

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