【飲酒運転高速バス】運輸局が異例の特別監査を実施---重い処分確実?

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国土交通省中部運輸局は10日、飲酒運転を行い、高速道路のサービスエリアで他車と接触する物損事故を起こした運転手が所属するJR東海バス名古屋営業所の特別監査に入ったことを明らかにした。運行管理に落ち度が無かったなどを調べるという。高速バス運転手による飲酒運転が原因の監査は今回が初めて。

監査は午前10時から行われている。名古屋営業所には6人の監査担当者が訪れ、運行管理担当者などから事故の状況や、出発前の点呼の体制、事故当日に点呼が適正に行われたかの確認や、事故を起こした運転手の勤務状況などのチェックを行っている。

今回の事故に関しては国土交通省の扇千景大臣も「呆れてものが言えない。暑いから酒を飲みたくなったからって、本当に飲んで良いわけがない」とコメントするなど、まさに前代未聞。通常の路線バスの運転手が飲酒運転を行い、こうした監査を受けた例は過去にもあるが、高速バスの乗務員によるものが今回が初めてだという。

今回はサービスエリア駐車場での接触事故によって傷ついた乗用車1台のみが実害ともいえるが、中部運輸局では高速バスによる初の飲酒事故ということを重視し、行政処分を念頭に置いて監査を行っているようで、調査内容によっては期限を設けての運行停止などの重い処分が下される可能性も高い。

《石田真一》

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