その数なんと5400台、4800万円!! 何の検査もせずに車検合格

自動車 社会 社会

警視庁は24日、車検に必要な検査や整備を行なわないまま、書類の上では「車検に合格した」とする虚偽の文書を作っていたとして、足立区の民間車検会社の社長を加重収賄と虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで、自動車整備会社の社長3人を贈賄容疑などで逮捕したことを明らかにした。

警察の調べによると、民間車検場の社長は、知り合いの自動車整備会社の社長から依頼を受け、全く整備を行なっていないにもかかわらず、保安基準に適合したと証明する書類を作り、車検を通していた疑いが持たれている。

不正は警察が把握しているかぎりでは2000年2月から行なわれており、1回の依頼ごとに十数台を持ち込んでいた。ちなみに1回あたりの謝礼は31万5000円、これまでに5400台が不正に車検をクリアしており、4800万円の不正収入を得ていたとされる。

民間車検場は国土交通省の認証を受けており、社長は道路運送車両法上では「みなし公務員」の扱いになるため、公務員を対象とした贈収賄容疑が成立することとなった。

●●●ガソリンに払い過ぎかも! メールマガジン「デイリーニュースランキング」では、毎日、ガソリン給油価格を発表。実際に購入した価格の平均値です。---

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  2. トヨタが米国製3車種を展示へ、日本にない『タンドラ』『ハイランダー』『カムリ』に乗り込める…S耐最終戦
  3. 「ソウルレッド」も完全再現!クルマ用塗料を使ったマツダ公式『ロードスター』スマホケース発売
  4. NISMO「L型エンジン用ヘッド」発売に「NAで300psって」「オーラニスモ買えちゃう」など驚きの声
  5. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る