盗難自動車密輸出の新しい流れ!? 今後は「部品レベル」が主流になる

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神戸税関は29日、今年6月に中南米向けに輸出される直前のコンテナから、パーツレベルに分解した状態で積載された4輪駆動車が発見され、盗難車として摘発していたことを明らかにした。部品は14台分で、車台番号やエンジン製造番号は全て削り取られていた。

税関によると、このコンテナは計4つで、「工業機械」を積んで中南米に向かうとして輸出申告がなされていたが、昨年から全国の税関で導入が開始されている大型のエックス線装置を通したところ、コンテナ内にクルマのドアのようなパーツが複数映っていることを見つけた。職員が積荷の検査を行なったところ、コンテナに積まれていたのは工業機械ではなく、パーツレベルまでバラバラに分解した四輪駆動車だったことがわかった。

このため、税関でこのコンテナと積荷を押収して内部を詳細に調べた結果、フレーム、ドア、ボンネット、エンジンなど、各部に分解した14台が整然と積み込まれており、車台番号やエンジン番号などはいずれも削り取られていたという。しかし、車体が傷んでいないことから積まれていたのは廃車体ではなく、比較的新しいクルマを分解していたものと判断。盗難車の疑いがあるとして兵庫県警にも通報している。

関西では今月中旬、台湾人のブローカーがトヨタ、ホンダ、スバルの各車をターゲットに車両盗難を行い、車体を分解した上で高額で転売可能な「可変吸気バルブ搭載エンジンのみ」を輸出するという犯罪が摘発されている。

神戸税関では「車体をそのまま輸出することは厳しくなったため、部品に変えてから輸出するという方法にスイッチしつつある」として、全国の税関に報告を行なうとともに、今後同様のケースが急増するものとみて警戒を強めている。なお、神戸でこれほど大量の盗難車が摘発されたのは今回が初めて。

《石田真一》

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