発進したバスに引っ張られ転倒、そのまま引きずられた女性が重傷---なぜ?

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7月31日午後、北海道愛別町豊里で、バスを降りた乗客の上着のひもが折りたたみ式のドアに食い込んでいることに運転手が気づかずにそのまま発進。この客がバスに引きずられる形で転倒し、右肩や右腕、右ほほを骨折する重傷を負うという事故が起きた。警察ではバスの運転手を業務上過失致傷の疑いで検挙し、取り調べを行っている。

警察の調べによると、事故が起きたのは7月31日の午後3時30分ごろだという。JR旭川駅前から層雲峡に向かっていた道北バスの路線バスが、愛別町豊里のバス停で乗客の62歳女性を降ろした際、この乗客の上着についているひもが折りたたみ式ドアに引っかかってしまった。運転手はこれに気づかずドアを閉め、バスを発進。乗客は発進したバスに引っ張られるようにして前のめりに転倒し、右腕がバス左側のタイヤと接触した。十数メートル走ったところで運転手が異常に気がついて急ブレーキを掛けたが、女性はタイヤに接触したことで右肩や右腕、右ほほを骨折する全治3カ月の重傷を負った。

このバスの降車口は車体前部、つまりは運転席の真横にあるが、運転手は降りた乗客の異常に気づかず、そのままバスを走らせている。この安全確認の怠りが事故を引き起こした可能性が高いとして、警察はバスの運転手を業務上過失致傷の疑いで検挙し、事故に至った経緯を聞いている。

《石田真一》

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